夢気分をさめないで


少しずつ


時が押し迫って来ている


起きている時間が


なくなって


たまに目を開けたら

私を見てはまた目を閉じる


でもここんとこ

目を開けている時間が長く

話せないけど、手を握って

にこにこ笑ってた


「り・・・・・・んちゃん、あり・・・・卓志をたの・・・・む」

すーとって目が・・・・

「お・・・・・爺ちゃん?いやー目を開けて・・・・」


そこから先はただ泣いていた

社長も副社長も帰って来た


ベッドの周りに集まり

「卓志・・・り・・・んちゃんと仲良くな、結んだ糸を切るな」

「卓也も意地を・・・・はるな」


「みんな・・・・なか・・・・・」

「「「親父「爺ちゃん」「会長」」」」




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