強引上司と過保護な社内恋愛!?
「おい!桧山っ!」

突然の怒号に私達は身体をビクリと強張らせた。

「17-1会議室に来い。今すぐ」

大隈園長からお呼び出しが掛かり、桧山さんの顔からヘラヘラした笑顔が消える。

一瞬、私の方にチラッと不安気な視線を向けてきた。

「大丈夫、貴方なら」そう言う代わりにこっくり頷く。

桧山さんは、口元を微かに綻ばせ、会議室へと向う。

「何かやらかしたんですかね、桧山さん」

「さあ…」

あんな自信満々に頷いてた割には何の事やらさっぱり検討がつかない。

大隈園長の表情からするとよい話でない事は明白だ。

大丈夫かな…桧山さん…

2人が入って行った会議室のドアをジトっと見つめる。


結局、大隈部長と桧山さんは長い間会議室から出てくる事はなかった。
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