強引上司と過保護な社内恋愛!?
「私と浮気相手、どっちを取るの?!ってつめ寄ったらアッサリ浮気相手を取りました…。私たちの1年間って何だったんでしょうか」

加奈ちゃんの大きな瞳からは大粒の涙がだだ漏れた。

悲しみに暮れる加奈ちゃんを初冬の寒空に放り出す事は出来ない。

「今日はさ、泊まっていきなよ」

「い…いいんですか?泉さん」

私がコックリと頷くと「泉さん大好きー」と言って泣きながら加奈ちゃんは抱きついて来た。

ふんわりとバラの香りがする華奢で柔らかな身体に、同性同士でもちょっとドキドキしてしまった。
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