Faraway But Close...
-朝-
「アサデス アサデス アサデスヨー!アサデス アサッ」

バッシ!

【目覚ましを止める】


朝からうるせーな!
何時だよ。

(現在、朝の8時。 新学期早々、寝坊…)

「勝利! いつまで寝てんの!遅れても知らないよ!」

『はぁーい』

15分後…
『おはよう…』
「…」
『お・は・ヨッ!』
「…」
『無視かよ。』
(お母さんが時計に指を指す。 それを目で追って、振り返る勝利。 彼はすぐに青ざめた顔して、お母さんに振り返った)

『なんで… 』
「起こしても起きて来ないアンタが悪いんだよ〜」

-実況-
(さぁ〜て、 またもや始まりました! 勝利の学校に間に合うかコーナー!)

[久しぶりにやってきましたねー、 見守り人!]

(そうですね〜、約二週間ぶりです。 前回は勝利の二学期の終業式に遅れそうになったんですね。今回は、三学期の始まりに寝坊とは、期待を裏切りませんね〜、勝利選手は。

あっ!勝利選手が二階の部屋に駆け上がっていきました。ここでまたあの早着替えを見せてくるのでしょうか?

前回の記録は、わずか20秒! これ上回ることはできるでしょうか?!

さて着替え始めました。 わずか10秒でもう制服の半分は来ています。

なっなんということでしょう!

わずか15秒で制服に着替えました!

[記録をまた破りましたね〜 見守り人。 素晴らしいスピードです。 このままだと学校に間に合うのでは?]

(まだ、わかりません。 この後には歯磨きがあります… ってもう終わったみたいですね〜。
ではこれからが勝負です。 このあとここから学校まで5キロあります!残念ながら電車を待っていては間に合いません。)
[5キロを自転車で行くのか、それとも前々回のように走るのでしょうか? 家を出ましたね。なんと涼介が玄関にいます!]


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