涙雨
俺は一番前の窓際の席になった。
隣はケバい女。
後ろは、いつまでも窓を見ている女だ。
俺が席に座ると、見計らってたかのように隣の女が話しかけてきた。
瞬きする度に揺れる目障りな付けまつげ。
グロスの塗り過ぎか、ギトギトな唇。
真っピンクのネイル。
そして近付かれる程甘い匂いが鼻にくる。
それが可愛いとか思ってるのか知らないけど
アイドルの様なわざとらしい口調で話すことをやめない。
早速不吉な事が起こったな…。