誰もいない教室で、あなたを見つけた
でも、どうやって瑠美さんの友達を探せばいいの。


瑠美さんに聞きたいのに、今は姿が見えない。


「花菜さんの彼が来たわよ。」


わたしのかれし?


そんな人いませんよ。


「花菜、呼んだ。」


何で航平君がいるの。


もしかして、学園長が呼んだのですか。


「私はお邪魔みたいだから、消えるわね。」


え、え、え、学園長も幽霊だったのですか?


航平君が瑠美さんの友達を三人を連れてきてくれた。


「瑠美さん、連れてきたよ。」


瑠美さんが私たちの前に現れると、三人の友達は悲鳴を上げた。


三人が地面に頭をこすりつけて、何度も謝った。


「ごめんなさい。仲間外れにするつもりなんてなかった。
瑠美は綺麗でモテるから、嫉妬してしまったの。本当にごめんなさい。」


瑠美さんは三人をじっと見つめる。


三人の目には大粒の涙が溜まっていた。


「私の事、今でも友達と思ってくれてる。」


三人が頷くと、ありがとうと言って瑠美さんが消えた。


瑠美!


三人が瑠美さんの名前を叫ぶ。


ちょっとした誤解で瑠美さんは自殺してしまったけど、今はきっと後悔していると思う。


向こうの世界で今度こそ友達と仲良くして欲しいな。


航平君もいるしね。


「僕はもう少し花菜の側にいたいな。特別に許可もらったから大丈夫。」


本当大丈夫なの。


なら、もう少し航平君と一緒にいたい。


多分数分で消えてしまうだろうから。


幽霊相手にキス出来るかな。


やってみるしかなよね、でももう隣に航平君はいなかった。


航平君の意地悪。


いつまで私を振り回すのよぉ。







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