天然娘とオオカミ君の恋

オオカミくんの本性・・・?


―バシッ!!!!

「痛い~~」

次の日、あたしは夕菜に頭を叩かれた。

「どーして言わなかったの!?」

「・・・だって、言えなかったんだもん・・・」

「言い訳にしか聞こえない~!!」

そう言ってあたしの頬をつねる。

「ひはひ~~!」

「天音はオオカミのこと好きなの?」

「え・・・!」

どうなんだろう・・・。

考えたことなかったよ・・・。

「わかんない・・・考えたこともない・・・」

「馬鹿!大事なことでしょ!?好きなんならいいけど、好きじゃないなら、早く言った方がいいと思うよ!」

「そうだよね~・・・」

う~ん・・・。

「なんか、考えても、苺のことしか頭に入ってこない・・・」

ムギュッ!

夕菜がまた頬をつねる。

「ごめん~~!冗談・・・じゃないけど・・・苺大好きだし・・・」

「馬鹿!!」
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