without you

服でお金をかなり使っているのに対して、食費はそこまでお金がかかってないと思う。
病気にならないよう（いざというとき逃げ出せなかったら、今までの努力が水の泡だ）、普段から体の内部を健康に保つために、食事は自炊が基本。
高級な食材を普段使にする、なんてことは、料理研究家時代からしていない。
栄養がある旬のものを、自分で料理して食べる、それだけ。
時々社長の朝ごはんを作る程度で、食費は私一人分が基本だし、多少食材にお金をかけたとしても、服代に比べれば、大した額にはならないし。

だから、給料の手取りが上がるのは、素直に嬉しい。
給料が振り込まれたのを確認した日の夜、私はちらしずしを作って（具の種類は少なめだったけど）、ささやかなお祝いをした。

もちろん、ひとりで。