without you
「木戸」
「はい」
「俺はおまえを解雇する気はないぞ。おまえだけじゃない。俺は、他の誰も、辞めさせる気はない。自分から辞めるって言うなら別・・・だが俺は、誰にも辞めてほしくない!どうしても辞めなきゃいけねえとか、辞めることでキャリアアップできるってなら仕方ねえ。俺は笑顔で見送ってやらぁ!」
「今にも泣きそうな顔して言われても、説得力に欠けます」
「分かってるよ!けどよぉ、悲しいじゃねえかー。寂しいしよぉ」
「社長。誰か辞めるんですか」
「・・・いーや。誰も」
「だったら、まだ起こっていないことに対して、そこまで感情移入しないでください。現実に起こってしまいますよ」
「うわ!おまえ、意外と怖いこと言うなぁ。しかもシレーッと。今の、すっげー説得力あった」
「“クール”ですから」
「はい」
「俺はおまえを解雇する気はないぞ。おまえだけじゃない。俺は、他の誰も、辞めさせる気はない。自分から辞めるって言うなら別・・・だが俺は、誰にも辞めてほしくない!どうしても辞めなきゃいけねえとか、辞めることでキャリアアップできるってなら仕方ねえ。俺は笑顔で見送ってやらぁ!」
「今にも泣きそうな顔して言われても、説得力に欠けます」
「分かってるよ!けどよぉ、悲しいじゃねえかー。寂しいしよぉ」
「社長。誰か辞めるんですか」
「・・・いーや。誰も」
「だったら、まだ起こっていないことに対して、そこまで感情移入しないでください。現実に起こってしまいますよ」
「うわ!おまえ、意外と怖いこと言うなぁ。しかもシレーッと。今の、すっげー説得力あった」
「“クール”ですから」