魂‐soul‐
男はつきあたりの扉を開けた。
中は四方が白い壁で包まれていて中央に四台の機械が横一列に置いてあった。
卵型のタイムカプセル、そんな感じだ。
中にマッサージチェアのようなものがあることから人間が使用するのが見てとれた。
それぞれのカプセルから透明の導管が伸びていて背後にある、これまた透明の巨大ケースに繋がっていた。
ケースの中には白濁色の何かが生物のようにうようよと動き回っている。
その前に三人の男が立っていた。
「やっときた」
小柄な彼は「男」というより「男の子」である。
年齢は十二・三歳といったところだ。
癖毛の髪を指でいじる一方、左腕に兎の人形を抱えている。
中は四方が白い壁で包まれていて中央に四台の機械が横一列に置いてあった。
卵型のタイムカプセル、そんな感じだ。
中にマッサージチェアのようなものがあることから人間が使用するのが見てとれた。
それぞれのカプセルから透明の導管が伸びていて背後にある、これまた透明の巨大ケースに繋がっていた。
ケースの中には白濁色の何かが生物のようにうようよと動き回っている。
その前に三人の男が立っていた。
「やっときた」
小柄な彼は「男」というより「男の子」である。
年齢は十二・三歳といったところだ。
癖毛の髪を指でいじる一方、左腕に兎の人形を抱えている。