魂‐soul‐
三人は、蔵人自身の姿よりも、腰に差さっている刀に目がいった。

真剣なのか?

鞘に収められているので分からないが、きっとこの男の頭のように磨き上げられているのだろう。

ゲームで使用するのではなく、ただの雰囲気を出すためだけだといいが。
 
「よし!お前ら全員いるな」
 
点呼を取るように一人ずつ指差して確認した。

「お前らにいい報告だ。もしこのゲームを一人も欠けることなくクリアできたなら、あいつは返してやるよ」

「ほんまに?」

朔馬は疑いの目を蔵人に向けた。
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