夢見のさだめ
◆Ⅸ夢 ビックリだらけ
音楽が変わり、私たちは我に返った。
途端に恥ずかしくなってきて、慌ててバルコニーに移動した。
バルコニーに居た人たちはランスロット王子を見るなり、バルコニーから出て行ってしまった。
火照った頬に手を当てると、ひんやりしていて気持ち良かった。
「エヴァ」
「は、はい!」
ランスロット王子の方を向くと、笑われてしまった。
緊張する。
「ありがとう」
「へ?」
「僕の想いを受け止めてくれて、嬉しかった」
この人はいつだって相手優先な話し方をする。
「何言ってるの。 私だって嬉しかった。 同じ想いでいられて幸せだよ」
ランスロット王子に突然抱きよせられ、私は背中に腕を回した。
途端に恥ずかしくなってきて、慌ててバルコニーに移動した。
バルコニーに居た人たちはランスロット王子を見るなり、バルコニーから出て行ってしまった。
火照った頬に手を当てると、ひんやりしていて気持ち良かった。
「エヴァ」
「は、はい!」
ランスロット王子の方を向くと、笑われてしまった。
緊張する。
「ありがとう」
「へ?」
「僕の想いを受け止めてくれて、嬉しかった」
この人はいつだって相手優先な話し方をする。
「何言ってるの。 私だって嬉しかった。 同じ想いでいられて幸せだよ」
ランスロット王子に突然抱きよせられ、私は背中に腕を回した。