春の夜



チュンチュン────


小鳥が鳴いてる。

もう、朝?


昨日どうやって帰ってきたんだっけ。

記憶がないよ────


それにしても寒い、もう春だからって油断できないね。

心なしかベッドも湿ってるし──…



って、え?湿ってる?



がばっと飛び起きて気がついた。


ここ、私の部屋じゃない。

部屋じゃないどころか、屋内ですらないじゃないか。



目が醒めたら、そこはお花畑でした────




< 2 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop