怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】
悪かった。信じてる



憧れていた恋愛というものをもじゃ男は一緒に楽しもうと言ってくれた。


マコも傷ついたって何度だって恋愛をしてしまう。


その位恋愛っていいの。要は選ぶ男次第と言っていた。



すべて自己責任。


自分自身をも納得させるようにマコが言っていた。



「あの大人の男たちは、凄い」


相当感動したようだ。



「そのうち過去の女の事って聞きたくなってくると思うのよ」


「聞いておいた方がいいの?」


「過去だって頭ではわかってるのよ。わかってても知りたくなるから困るのよね。自分だって過去の男の事を聞かれたら答えたくないのに、相手には聞きたい。なんでだろ」



「私は、過去の男がいないから何を聞かれても平気」


自分で言って自分で笑い、マコももじゃ男は幸せだって笑ってた。



私の知る限りもじゃ男は、何か隠し事をする事もない。


たぶん私が聞けばきちんと答えてくれる。


だからあれこれ悩む事もなくて、恋愛初心者の私には有難い。



週末にまた来ちゃったと苦笑いしながらマコが来た。


もじゃ男もマコがいる事を普通に受け止めていて一緒に話したりして時間を過ごすこともある。



「お前、下に行け。柊ちゃんが退屈している」


そう行って出張命令が出ることもある。


課長とシェア生活をしているから、マコがいるという事もごく自然に感じているようだ。


マコもまた、今日は出かけるんでしょ?下に行ってくると普通に出かけていく。私と課長よりもマコと課長の方が親しいんじゃないかと思う。


私と課長は親しくなりすぎるのをお互い防いでいるってとこもある。


会社で失敗を犯さない為だ。だから呼び方も変わらないし距離感も若干近くなったけれどマコやもじゃ男と話すのとはお互い違う。


そういう意味でマコともじゃ男はすごくラフでいられるんだと思う。






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