第二秘書は恋に盲目
俺が言った言葉がそのまま返されただけなのに…、こんなに嬉しいとは。

酔っ払いに言われただけなのに、壁のない素の言葉をぶつけられた気がして、そのまま心の中に響いている。

千歳の言葉に感動するなんて、らしくない。
…疲れてんのかな、俺。

それから千歳は起きることも喋ることもなく、俺の背中で眠り続けた。
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