第二秘書は恋に盲目
「付き合ってんでしょ?
同棲までしてるんでしょ?

笠原と須藤先生は!」

「はぁ!?
なんでそんな話に…。

あ!この間の金子さんとの話聞いてたでしょ?」

あ…。バレた。
こういう所は鋭いんだから、まったく。

こうなったら開き直るしかない。

「うん、聞いたよ。あんな遅くに笠原に客って、珍しいから気になるでしょ?家庭教師が危ない人と関係してたら困るし。当然のチェックよ。

須藤先生に会ってるの?今日もそのマンションに帰るの?」

金子先生と話してた時とは別人のみたいに、笠原は私の追求に激しく動揺してる。

「ぜ、全部聞いてたの…?

けど、同棲なんてしてないに決まってるし、付き合ってもないの。
須藤先生には最近会ってないし…」

「会わなきゃ!
なんで会わないの?金子先生にあんな話されて、笠原は須藤先生が心配じゃないの?」

「心配だよ」

うって変わって、今度は落ち着いたトーンになった。本当に心配してるんだろうなって、伝わってくる。
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