クールな君が好きなんです!!
Chapter✽8

「これからもずっと好きです」



私は、優くんにアイスを買ってから家に帰ると
2人で食べた。


「あ、仁奈お弁当箱出しちゃいなさい~」

お母さんがそう言うと、私はちょっと面倒くさそうに「はーい」と返事をした。

それから部屋に行って鞄から弁当箱を出すとお母さんに渡す。



「あ、そうそう。聞いてなかったんだけど桐崎くんとはどうなったの?」


私のお弁当箱を洗いながらお母さんは楽しそうに聞いてくる。


あれ?言ってなかったっけ?


「付き合ってるよ……。
ほんとに夢みたい」

少し頬を赤くして言うとお母さんも何故か嬉しそうな表情を見せた。


「そう。良かったわ~
私もパパとの出会いを思い出すわ~!」

ニコニコしながら楽しそうにお弁当箱を洗う。



母よ、そんなに嬉しそうにお弁当箱を洗う人を見たのは多分これが最初で最後だよ…



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