隣にいてもいいですか?

 ん?それにしても、二人は知り合い?


『二人って知り合いだったの?』


 すると春斗が


『知り合いも何も、ここの中学校、俺と九条が通ってた小学校からみんな来てるからな。』


 え、そうだったの!!


『それにしても、小春、なんでここの中学校に来たの?』


 と、質問してきたさおりん。


『それは、ママが母校だからって……』



 すると、春斗とさおりんが
 顔を見合わせて、


『それだけかよー!笑』
 

 ムッ……
 そうですよ、それだけですよ。


 キーンコーンカーンコーン


『えっ。』


 三人の声があった理由
 それは……



『遅刻だぁぁぁぁぁぁ!!!!』



 急いで、クラスを確認して
 体育館へ向かう。



 奇跡的なのか分からないけど
 三人とも同じクラスだった。



 重たい体育館のドアを開ける。


 ギィィイイィ……


『……新入生は、規則正しく、学校生活を送り、えー……』 


 やばっ、始まってるよ~


 恐る恐る、体育館の中へ移動した。
 

 人数が多くて、
 ばれなかったのがさいわいだった。


 新入生挨拶も終わりやっとの
 教室移動だ。

 

 この後は、先生の話が終わったら
 帰れるからハッピー!!





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