愛の歌、あるいは僕だけの星
「つまらない」
何をしても、物足りない。
銀也は、急いでベッドから起き上がり、カップめんをガシッと掴むと、残りを一気にかきこんだ。
「夏に影響されすぎだ。おかしい、こんなのダメだ」
うん、とひとつ頷いた。
「……苛々してたとはいえ、今日は三原さんにも酷いことしたし」
ふと、彼女の感情が張りつめた顔が脳裏を過ぎり、そっと俯く。元の生活に、戻らなければいけないと思う。だって、そう遠くない未来、この場所には自分ひとりだけになるのだから。