愛の歌、あるいは僕だけの星

「成仏出来たんだから、よかったんだよ。これで」


 自分に無理矢理言い聞かせるように呟いた。ああ、眠たい。一体何時間、彼女を探し回っていたんだろう。こしこしと目をこすり、大きな欠伸をする。

 気づけば、空の彼方が少しずつ白みはじめていた。

 もうすぐ、夜が明ける。

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