Secret Planetarium
第一章

出逢い



「先生の字って綺麗…」

誰もいなくなった理科室で呟いた一言…

「え?」



とっさに振り向く先生。

長いまつげが揺れている。


息を吸う音だけが聞こえる。


「え…あ…いや。」



私は口を噤む。
< 1 / 17 >

この作品をシェア

pagetop