君への唄

何故か僕が歌う度に、邪魔をする奴がいた。



―お前が鳴くと、俺の唄が聞こえなくなってしまう。
お願いだから、静かにしてくれよ。

そう言ってもう一度唄を歌い始めた。しかし、奴は鳴くのをやめなかった。

僕が大きな声を出せば出す程、奴も声を荒げて鳴いた。

なぜ、僕の邪魔ばかりするんだ?

これじゃ唄が伝わらないよ。




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