さくら、切なく。
第2章 放課後の部活。



いつものようにめんどくさい授業を終えて
いざ楽しみの部活へと向かう、


足取りが軽い。


茉莉はバイトの為、部活欠席するらしく
先生に伝えておいて!と任された。


茉莉を見送って私は音楽室。


音楽室に近づくと先に授業を終えた
後輩のサックスの音が聴こえてくる。



練習熱心だ!いいことだ!


とか一人で呟きながら音楽室のドアに
手をかけたとき、後ろから


「さーーきちーーーん!!」


同じ部活でフルートをしている松田佳奈子
だ。

私は、佳奈子のことを「かなちん」とよんでいる。

かなちんもさきちんと呼んでいた。


入部のとき私はクラリネットをしているため木管楽器同士とても仲良くなった。


「うおー!かなちーーん!!」



私も後ろを向いて手をふった。

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