舞蘭×水龍~翼をくれた君~
棗「連れてけ。」

…………は?


ガシッ。


「ちょっ!離して!」

要「離すと逃げちゃうでしょ?」

浚「逃げないで欲しいので……。」

あーあ。これじゃーまるで……


「拉致……誘拐だよ。」


あー。めんどくさい。着いていけば良いんでしょ?

で、姫になれ。とかでしょ……。
そんなの嫌だよ……。もう誰も……。


要「みーちゃん、どーしたの?」

「ん?何でもないよ~。」


何でもなくなんかない……。
あれは……私にとって……だから。


棗「俺らのバイクだ。」


へぇー……。私もバイクてくれば良かったな……。

棗は……運転荒そうだし……連夜は女嫌いだし……大和は女好きだし……要は……何か危なそう。
となると……浚のが一番安全なのかな?

棗「俺のに乗れ。」

はい!出ました!俺様~。

「いーやーだー‼私、帰るから‼」


やっぱり、自分の運転が一番良い‼

「あ!空だ!やっほー♪」

空「さっそく、捕まってんのかよ……。」

「んーと、拉致されたの!フフっ‼てか、空呼び出されたの?」

空「あぁ。心愛もだけど……。」

「え?うっそ!」

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