隣の席は、ヤンキー君!
5・アタシの決心
「……起きたくない」
口に出してみたら、よりいっそう強くなった。
なんだか、疲れた。
あ~あ、疲れた。
…ほんと…疲れた…。
「…なにしてんだろ、あたし…」
このままじゃ、正真正銘のただのバカだ。
あたしは、ただのバカじゃない。
朝日が差し込むカーテンの隙間を広くした。
太陽の光が、あたしを包み込む。
ここで唯一の、あたたかさ。
「…よし」