ガラスのハート
第4話 翌朝

 翌朝の午前六時。

 真一は、目覚まし時計のアラームとともに自室のベッドから飛び降り、玄関まで走り、新聞紙を広げた。

「さすがに、今日の朝刊は無しか…」

 深夜の二時過ぎに起こった出来事だ。

 朝刊の記事にするには無理がある。

 しかし発見されている可能性はある。あの道は、日中は人通りも多い。

 警察が来るのも時間の問題である。

 真一はテレビを見ようと、リビングに行った。
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