地味男との1ヶ月。【完】

「あたし今まで、薄情者としか言われたことなかった」




もう、榎本さんの威勢はすっかりなくなっている。







「…でも、木下が個性だって言ってくれた瞬間、木下はあたしの個性を引き出してくれると思った…から」







榎本さんは深呼吸をしてから、大声でこう言った。







「覚悟しといてよね、涙!」






そして、榎本さんは走って行ってしまった。

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