地味男との1ヶ月。【完】

心配になって呼び掛けてみた。




太陽の顔は髪と眼鏡で全く見えない。




すると、太陽が口を開く。




「…なんでもない」




なん、でもない…?


それなら、いいんだけど…。




「そっか。じゃあ、日曜10時駅前で!」




「…わかった」




あたしはそれだけ言うと、屋上から出て行った。




耳の赤い太陽を残して。




.
.
.

< 34 / 291 >

この作品をシェア

pagetop