地味男との1ヶ月。【完】

…それにしても。




俺が女子の名前呼ぶなんていつぶりだろう。




更に、名前呼んで、なんて柄でもない事言って後悔してる。




しかも俺の名前を呼んだ利華にドキッとしたなんてありえない。




思い出すだけで顔が赤くなりそうだ。




俺はゆっくりと仰向けになった。




空を見上げると、バカ広い空。




「…予想外」




ポツリと呟いた言葉は青空に吸い込まれていった。




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