地味男との1ヶ月。【完】

「…帰ろうか」




「うん!」




あたし達は駅に向かって歩き出す。




あたしが太陽のダサい上着を着ているからか、朝より注目されている。




でも、不思議と嫌にならない。



多分、太陽が隣にいるからだと思う。




あたし、太陽ともっと早く仲良くすればよかったなあ。




そう思いながら電車に乗った。




…自分の気持ちには気が付かないまま。




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