ゆるりゆらゆら恋心
「ごめん。伊都が恥ずかしがってるのが可愛すぎて調子乗りました」
「え、て、照れるんですが」
「取り敢えず俺ん家の絆創膏全部あげるから、当分それで乗り越えてよ」
「はい?」
トントン、と依くんが自分の首筋を指で叩いて主張してくる。
……まさか!
なにかを察した私は、慌てて壁に掛けてある鏡の元へダッシュ。
「わ! 何これいつのまに!」
首筋には付けないって言ってたのに!
そこにはくっきり紅い印が刻まれていて、私が騒いだどころでどうにもならない状態だった。