203号室で暮らそう
☆
「――38度2分。風邪だね、ゆーか」
私をベッドに寝かしつけ、体温計を受け取ると、困り顔で陽景くんは言った。
彼に言われるまで、気がつかなかった。
昼間は、ショッピングした後、ファミレスで食事して帰ってきたんだけど。
家に入るなり、陽景くんが“さっきからずっと顔赤いよ。熱、あるんじゃない?”と言い、そのまま私はベッドへ直行させられたんだ。
熱があるっていう自覚はなかったんだけどなぁ。
「風邪じゃない、知恵熱だよ」
「――。元彼と会ったからか?」
「……」
私は毛布を鼻の下まで引っ張り、黙って頷いた。
「――38度2分。風邪だね、ゆーか」
私をベッドに寝かしつけ、体温計を受け取ると、困り顔で陽景くんは言った。
彼に言われるまで、気がつかなかった。
昼間は、ショッピングした後、ファミレスで食事して帰ってきたんだけど。
家に入るなり、陽景くんが“さっきからずっと顔赤いよ。熱、あるんじゃない?”と言い、そのまま私はベッドへ直行させられたんだ。
熱があるっていう自覚はなかったんだけどなぁ。
「風邪じゃない、知恵熱だよ」
「――。元彼と会ったからか?」
「……」
私は毛布を鼻の下まで引っ張り、黙って頷いた。