203号室で暮らそう
「そうなの?」

「うん。――こんなにもキレイで、荘厳だとは思わなかったよ。いや、気づかなかったんだ。ゆーかに言われるまでは」

「自然の景色って、いいもんだよ」

「そうだね。……お陰で、元気になれた」
 
私は思わず、陽景くんの横顔を見た。
 
ああ、そう言えば、彼。
 
初めて出会った時は、表情なんかもまるでなくて――。
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