儚い瞳の守り人


左目の眼帯をそっと外した。


こんな目からも涙は流れる。

この金色に光る、全ての諸悪の根源に涙を流す資格はないのに。


でも…萊は昔こんな目を『綺麗だ』と言ってくれた。


『お前は、その目を自ら殺すな。お前が捨てない限り、俺が守るから』


そう言われたのは萊が帰ってきた2年前。

ずっと恨んでいたのは自分の運命と、この左目。


どうして、萊はこんなわたしをずっと守ってくれているのだろうか。


ーー仕事だから。

守り人の仕事というのはその危険度から、衣食住全てが保証されることの他に高額の給料も貰えるらしい。


それを聞いたのも他の人からで萊はひとつもわたしにそういうことを教えてくれない。


やはり仕事だけの関係だからなんだと思う。幼なじみだからと言うのもその中に少しは含まれてると良いのに…。



わたしは飲み終えた水の入っていた紙コップをゴミ箱に捨てて、部屋に戻った。

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