君がくれた青空と




なぜだか分からないけど、
私は小学校の頃から嫌われてきて

気づいた頃には、こんな風な性格になった。




“誰にも心を開こうとしない”

みんなその事がよく分かっているのか、

話しかけてくる人は少ない。




今私の目の前にいたコも、
私が無答のままだと気付くと静かに自分の友達の所へ戻っていった。





「 想空!!!」



────前言撤回。




他の人の目線を気にせず
しつこいぐらい話しかけてくる人がいる。




笹原 美奈 (ササハラ ミナ)


「やっほ、想空!!

ああ、今日も美しい…… 」



一件普通の見た目……いや、かなり美人のこの子は、なんでか私に突っかかってくる。


ついでに、かなりの馬鹿。




『ウルサイ、迷惑。だから来ないで』




「 もう、いいじゃん!!

そんな態度取られると、悲しいからっ」



『知るかボケ、来んな』



「ふんっ、いいもんっ!!

そうちゃんのバーカっ!! 」




『……は?』


そうちゃんて、何?


聞こうととした瞬間に帰ってった。








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