今夜、君にラブロマンスをささげよう。
卒業まであと少しという時期にここへ来るというのはいささか疑問が残る。
「誰かに嗾(けしか)けられた、という可能性もあるか?」
「はい、もしかしたら美乃姫の侍女(じじょ)にでも不安をあおるようなことを言われたかもしれないでしゅ!」
「……この学園は祖母上によって守られているから、まず俺と鉢合わせすることは問題ないかな。だが、彼女と出会す確率として高いのは、おそらくは部外者がこの学園に入って来られる、学園祭あたり……か」
このままでは彼女と七瀬さんとのいざこざが生まれてしまう。