ツンデレ彼女がデレる瞬間。





「しの「あのさ」





俺が言葉を発すると、さっきまでうるさかった女子たちが一気に静まり返った。





「……ちゃんと貰うから、なんか袋ないの?」





なんというか、女子たちの泣きそうな顔を見てたら、断るに断れなくなってしまった。




くっそ……今年もあのチョコを一人で食べないといけないのか。





そう思うと、もうチョコが嫌いになってくる。




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