はじめましてを何度でも。
二回目のはじめまして



「‥‥」


彩家まで送った次の日、俺はまた早い時間に目が覚めた。


「7:00って‥‥」


数日前の俺なら信じられないくらいの時間。

しかも二日続けて。


「俺も早起き体質になったってことかよ」


一人で愚痴りながらリビングに向かう。

そこには昨日と同じく母さんがいた。


「あら‥‥
何かあったの?」

「‥‥目ぇ覚めた」

「朝ご飯、出来てるわよ」


テーブルの上に用意してあったのはいつも通りの美味しそうな朝飯。

< 22 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop