陽だまりのなかの僕ら


おうちゃんが、私の今の姿見たら、
なんて思うんだろう。



そんなくだらない事を思いながら、代えの制服に着替えていた。


ボタンをひとつひとつ、プチ…プチ…と、はめていく。

この作業は何度したかわからない。
何十回、何百回としたに違いない。
…まぁ、どうでもいいことだけど…。


おうちゃんはきっと、私の事なんか女の子として見ていないんだろうな。
私より可愛い子なんてたっくさんいるもん。




さらさらと黒い髪の毛が私の目の前で揺れる。



グッ、とスカートをお腹まで上げて、チャックをしめた。
最近太ったかもしれないな…。


おうちゃんは確か、女の子らしい身体つきの子が好きだって言ってた。


私は少しでもおうちゃんの好みに近づけているかな…。


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