涙も枯れて〘短いよ〙

その後の母は私と二人暮らしを始めた

そして私が4歳の時また新しい男を作った

その男も良い人だったが生活が厳しすぎた

金がなく、母が夜の飲み屋で働こうとすると

「ダメだ!!」

と怒鳴った

男は独占欲が強かったのだ

水道や電気が止まってもなお働かせずに家の中の家事などをこなす様に言っていた

ある日母は生理が止まり

「あ、子供が出来たな…」

と、悟ったそう

その事を男に話すと男は大変喜んだ

そして「結婚しよう」と言ったが

その頃の祖父が母の兄&兄嫁に家を追い出され車の中で生活していた

その状況を聞いた母は

「いくらあんなに酷い事をされても血は繋がっている」

と思い、男に祖父とも一緒に暮らしそうと提案したが、男はそれを拒否した

「それなら結婚は出来ない」

と言ったが聞かなかった

そして母は夜逃げ同然で家を出た

新しく出来た弟を抱え、ヨチヨチ歩く私を引き連れて


< 10 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop