もっと、キスして


「おー、やっと来たか。」


「そんな遅かった?」


「凛怒ってね?泰成なんかしたのか?」


「怒ってないから。」


大貴のタイミングが悪かったからなんか怒ってるみたいになったじゃん。


「なんだよネタかー。」


笑いながらまあ分かってたけどなって付け足しながら家へ上げてくれる。


「そーそ。大貴のタイミングの問題だって。」


「あら、いらっしゃい。

またこの子も綺麗ねえ。」


「お邪魔します。」


「そうなんだよ。凛とちのが2人で歩いてた周りめっちゃざわつくから。

はい、これ今年もご招待ありがとー。」


「あら。泰成ちゃんもいつも来てくれてありがとうね。」


「え。私そんなの用意してない…
泰成なんで言ってくれなかったの?言ってよ。」


「いいの。俺と龍は親がいつもありがとうって用意するやつで俺と龍が用意してるわけじゃねえんだし。」


「そうよ。気にしないで。

ところで、凛ちゃんって呼んでいいのかしら。」


ショートカットのほのぼのとしたしゃべり声のその女性はとても高校3年のこどもがいるなんて思えない。

それほどに、綺麗だと思った。


「あ、はい。
すいません自己紹介もしないで。

瀬尾凛と言います。よろしくお願いします。」


「あらあら。そんなかしこまる必要ないわ。

自分のお母さんだと思って仲良くしてねっ。
あ、お姉さんでもいいわよ?」


こんな綺麗なお姉ちゃん勿体無いって。


「ちのちゃんはねー、美幸ちゃんって呼んでくれるらしいの〜っ。」


なんか…


「かわいいです。」


「もう。敬語とか堅苦しいことしないでいいの。

主人は会社関係のお付き合いがあるから不在だけれど…
みんなでゆっくりしていってね。」



「ありがとう、美幸ちゃん。」



「かわいい〜っ、ありがとう。」



素敵すぎて、心が温かくなる。


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