桜道【実話】
(帰ったよ~)


お兄ちゃんが玄関のドア

を開けた。



【ドクン…ドクン…ドクン】



あたしに緊張が走る。



(あ~悪かったわね!

スキーから

帰って来たばかりなのに

頼んじゃって~)



【ぁ…ズッキン!!!】



お母さんは

あたしを1度も見ない。



(別にいいよ

それより腹減った!)



お兄ちゃんは

先にリビング中へ。



追いかけるように

お母さんも中へ。



【何なの??

あたしだけ無視??】



あたしは

独り玄関に取り残された。



【別にいいよ…イラッ

無視すればいいじゃん!

クソババァ…】



あたしは

怒りがこみ上げてきた。



(アハハハハ~)



みんなの笑い声が

あたしの耳に入ってくる。




あたしは

リビングの扉を開ける事

が出来ない――――





< 133 / 158 >

この作品をシェア

pagetop