桜道【実話】

悲しい報告

『中に行こう!』


《中?

あたし…待ってるょ》


『じゃあ

俺の車に乗ってな!』



そう言い残してナオは

事務所の中へ消えた。



あたしは、いつもの

ナオの車に乗った。



【ドキン…ドキン…ドキドキ

なんか緊張する~】



あたしはシートを倒して

隠れるように待った。



他のトラックが入って

くるたびにドキドキする。



【ビクン!!】



助手席に女の人が乗った

トラックが入ってきた!



【ぎえぇ~まさか!!

27の女??!】



あたしは焦る。



トラックが止まって

運転席から

男の人が降りた。



日が沈みかけて

顔がよく見えない。



【うわぁ~~

どうしよぅ…ドクドク】



あたしの頭の中には

あの向日葵の封筒の中の

綺麗な字が

ぐるぐるしている。



バタン!!!




助手席から

誰かが降りた――――




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