桜道【実話】
『今日、泊まってく?』



【ぁっ…そうだった

あたし家を

飛び出したんだった…】



『仕事行って

夕方までには帰るから

ゆっくり寝てな!』


《うん!》




あたしはナオの腕の中で

眠りにつく。



こんなに

安心して眠れるのは

何日ぶりだろう?



振り返れば

あたしは、いつもナオに

包まれている。



そして

いつもナオに

守られている。



【あたし…ナオが好き!

大好きだょ!!!

ずっと一緒にいたい

ナオ…愛してる…キュン】




あたしは

眠っているナオの口唇に

キスをした――――




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