桜道【実話】

家族

《おじゃましま~す~》


(ワンワンワン!!)


大きな白い犬が出迎えて

くれた。


『ポー静かに!』


《ナオ犬飼ってたんだ?

ポーって名前なの?》


『あぁ~ポッキーだから

ポーだよ!』


ポーはナオに

よくなついていた。




ナオの部屋は玄関のすぐ

前だった。



《うわ!ギターがいっぱ

いじゃん?》


『昔バンド

やってたからな!』


ヘビメタ??って感じの

ナオが写真の中にいた。



『ケーキ食べようぜ?』


《うんっ!》



ふたりで選んだ

サンタとトナカイが飾ら

れたクリスマス・ケーキ。



《カワイイね~

ロウソク立てちゃう?》


『そうだな!

ちょっと待っててな~』



ナオは部屋から出てお皿

とフォークと包丁を用意

してきた。



【ナオ手慣れてるな~】



あたしは感心させられる。



『じゃあ

ロウソク立てるか?』


《うんっ!》



ふたりでロウソクを立て

るだけでも楽しかった。



『火つけるぞ?』


《うんっ!》




丸くて大きな

クリスマス・ケーキに

火が灯る――――





< 66 / 158 >

この作品をシェア

pagetop