碧い絶望+紅い慶び=紫煙の快楽
「「・・・・・・。」」

ドアの所には長身で黒髪。目は青でメガネをかけている。表情は怒りに満ちている。

「てめぇ等、今何時だと思ってるんだよ。とゆうか、てめぇ等仕事だろ?こんな所で馬鹿馬鹿しい言い合いしてる暇あんのか。あ?」
「・・・スイマセン。」

少女がポソッと言った。その言葉を聞いた男は、虫を殺せそうなほどの殺気を込めた視線を少女に向けた。

「謝るなら最初っからすんな、早く仕事行け!」
「「ハイっ!」」

その男は舌打ちをし、踵を返して戻っていった。
2人はその場で固まっていたが、男がいなくなった瞬間大きい溜息をついた。

「お前のせいだ・・・」

その言葉に少女の顔がひきつった。

「は?あんたのせーよ!」

少女が言い返すと、彼も顔をひきつらせた。

「あぁ?何だと??」
「そっちこそ何?」

男はその言葉で頭に血が上ったのか、手を構えてある言葉を呟いた。

「ゲーアッツ・クラーリ!」

すると、男の手に動物の爪を長くしたような武器が現れた。その爪は鋭そうな輝きを出していた。

「やるか!?あぁ!?!?」

その言葉に少女もテーブルの上に置いてあったナイフをとり構えた。

「えぇ、えぇ!望むところ!!」



「おい・・・?」



2人がハッとしてドアの所を見ると、さっきの男が殺気を立てて立っていた。

「「スイマセンでした・・!!」」
「謝るくらいなら最初っからやるなっつてんだよ!!!!」

男は壊れそうな位の強さでドアを閉めて、また戻っていった。
2人はさっきの倍の大きさの溜息をついた。
少女は両手を組み頭の上にあげて大きく伸びた。

「今のでバッチリ目覚めちゃった・・・」
「おーそりゃあいい事だ。じゃあ、さっさと準備しろっ!!」

男はそう言って荒々しくドアを開けて部屋から出て行った。

「閉めてってよ!!」

少女はドアに近づき大きな音をたててドアを閉めた。
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