最後の夏休み～運命の日まで～

一日の始まり

ご飯を食べていると、私の携帯が鳴った。
私は携帯を覗くと、慎也くんからメールがきていた。
私が嬉しくなっていることに気づいたのか、かなこちゃんが話しかけてきた。

「慎也君からきたの？」

「うん。」

かなこちゃんはニヤニヤしながら

「なんてきたの！？」

とてもくいついてきた。

「えっとね、明日遊ばないか、だって。」

「おお、いいじゃん、いいじゃん！」

遊ぶことは嬉しかったのだが、少し困ったことがある。

「どうしたの？？」
不思議そうな顔をしていたかなこちゃんがなにかに気づいて笑いはじめた。