スイーツ男子
「あのな…
甘けりゃなんでもいいわけねぇし。
そもそも受け取ると面倒だろうが。
だからわざわざ、甘いの嫌いだって言ってんだし」

えっ!えーーー!!
そっそーゆーことだったんですか??
てっきり…
甘党男子は嫌われるからなのかと…

やはり、甘党男子でも廣田くんなら逆にモテちゃいますもんね…


「…甘党なだけではなく、舌肥えてますもんね…」

「まぁな。
せっかくだし、今日甘いもん食ってねぇし、それ、くれ」

また私の手に持つチョコクッキーをとろうとしたので、もう一度拒むと、
若干キレ気味の廣田くんの顔つきになっている…

ひぃーーーー

「そっそーじゃなくて!」
カバンの中からもう1つのチョコクッキーを取り出し、廣田くんに渡した。

「廣田くんにも作ってたから!!
これあげる!」

「……」

なっ!無言!
無言にならなくても…なんか恥ずかしいし!

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