ナガレダスオンガク


その日は雪さんの遺体とか周辺に手掛かりになるものがないか探した…



けれど、何も出てこなかった…



3時間近く、探していたので周りはすでに暗闇に覆われていた…



「しょうがねぇ!今日もここで野宿だ」



亮がそういって草むらにゴロンと横になる



田辺や走も疲れたらしく、亮と同じように横になった



私と千恵は多少いやいやながら草むらに横になった…



「詩織」


隣にいた亮が突然話しかけて来た…


「なに?」



「明日で…終わりにしような」



弱々しい声だったが、その言葉はすごい頼もしかった


「そうだね」



明日で…最後だ



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