ナガレダスオンガク


「ただいま」


家の扉を開き、そうつぶやくが返事は返ってこない


私は一人暮らしだ…



もともと都内に住んでいたわけではなく、学力がよかったからって親が家まで用意して、高校に通わせてくれてるのだ



しかしいつまで経っても一人暮らしにはなれないなぁ…


この家は一人で住むにはちょっとでっかいし



そう思いながらソファに座り、今日の出来事を思い出す…





亮がオカルト話を持ち出して来て…


そして、四時になったらそのオカルト話が本当になる…


いくらなんでもタイミングが良すぎなような気がするなぁ


まるで誰かが入れ知恵したみたいな…



まぁ、明日になったら亮も落ち着いてるだろうし、今日は寝ようかな




そう思い、夕飯も食べずにベッドに潜り込んだ
< 8 / 200 >

この作品をシェア

pagetop